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ティーブレイク

一人暮らしと高田喜佐 (2006/7/29)



引越し記念に、草履をいただいちゃいました♪
(写真と本文は関係ありません)


学生時代、世田谷の「豪徳寺」というところに 2年ほど住んでいたことがある。
 駅を降りると正面に「オジカ」という小さな甘味やがあり、左手の階段を降りると細い商店街が、左右に長く伸びている。 右に歩くとすぐに1個20円の小ぶりな大判焼きの店、そして隣の人形焼の店は、サンババさん(3人のおばあちゃん)が店を切り盛りしている。
  夜11時過ぎまで開いている自転車やさんは、帰りが遅い時にやさしい明かりと笑顔で出迎えてくれる。  私の小さな部屋の窓からは、箱庭みたいな隣のお庭が見下ろせて、小鳥のための木で作ったえさ台には、時々スズメたちがえさをついばみに来ていた。  
 その街で、KISSAの靴に出会った。
 いつも通る右方向の商店街をたまには左に行ってみよう。歩いている時にふと見つけた1000円と値札の付いたかわいらしい靴。思わず衝動買いしてしまった。 それ以来、その店には月に数回顔を出すようになり、 KISSAの靴も少しずつ増えていった。 20数年前の話。
 先日テレビで、高田喜佐さんが亡くなったと言っていた。久しぶりに、豪徳寺で暮らした2年間のことを思い出して、下駄箱をごそごそと漁って、KISSA の靴を探してみたが、どこにも見当たらない。
KISSAの靴は、引越しの時に捨ててきてしまったのだろうか。
あの靴屋はまだあるのだろうか。
急に豪徳寺に行ってみたくなった。